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株式会社藤居事務所
〒155-0033
東京都世田谷区代田2-7-6
TEL:03-5431-6513
FAX:03-3411-2800

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食に関するコンサルティング
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外食.com

 

外食.COMに連載中の社長のコラムより

外食.COMに連載中の社長のコラムより
 
●新しい働き方と消費
2018-12-15
ここ数年、急速な増加した外国人労働者数をもってしても外食等の人不足は
依然として厳しい状況にある。国会で受け入れ枠を拡大する入管法改正の審議が
われているが、絶対的な人不足と賃金の高騰は解消されないだろう。
今必要なのは生産性を向上させる仕組みづくりである。キャッシュレス会計、
スマホによる注文、ロボット化される厨房オペレーションと急速に変化が起き始めている。
IOT,AI技術が日々進歩する中でサービス業はどう変わるのだろう。
●しかし、新技術により生産性を向上させたとしても、経営者には同時に働く人々の
仕事に対する意欲や満足度も上げていかねばならない責務がある。
今までの仕事のやり方や意味を再定義していかないと変化の波に乗り切れない時代になってきた。
人口減少の日本において、少ない人数でも高い生産性を実現して
より豊かな消費市場を構築してきたい。
 
 
●配達料380円
2018-12-01
日本でウーバータクシーは許可されていないが、飲食店の食事をデリバリー
するウーバーイーツは順調にビジネスを伸ばしている。そのせいか、最近では
街中でウーバーイーツの配達自転車をよく見かけるようになった。
配達料の380 円必要だがデリバリーへのニーズは高く、平日、週末ともに
注文金額は高いレベルにある。店の売上の半分を占める店も出始めているそうだ。
飲食店側は注文の客単価が高いので売り上げの三分の一以上の手数料を払っても
メリットが多いとされる。外食中食のどちらでもない、新しい食のニーズが
拡大している。
●デリバリーは、かつては出前といわれていたが、スマホからの注文、
GPS による配達状況のお知らせ、購買履歴の把握、そしてプロモーションと
IT を駆使した仕組みがうまく機能して リピート率も高いレベルを維持している。
今後さらに拡大する市場である。
 
●強みを磨く
2018-11-15
競争が激しい外食市場で生き残っていくのは容易なことではない。
刻々と変化していくマーケットでヒットを飛ばすのはなおさらである。
下北沢はその激戦を象徴するかのような街であるが、今年の後半から
日に日に行列が伸びているカレー屋がある。
 もともと下北沢はカレー屋が多く、マジックスパイスなどの古い人気店もあるが
その老舗をも抜く店が現れている。旧ヤム邸 シモキタ荘である。
駅の南西口を出て店に近づくと強いスパイスの匂いが漂ってくる。
●客層はほとんどが20歳代なかばの女性とカップルで、店が狭いので時間がかかり、
客は1時間以上の待ち時間を苦にすることもなく並んでいる。
美味しさプラス、強烈な何かがないとこのような行列は出来ないと思われる。
毎日見かける光景だが飲食店の強みを磨くとは何かを考えるこの頃である。
駅から5分、藤居事務所からも徒歩15分で行けます。
 
●外食企業の国際競争
2018-11-01
日本の外食産業は24兆円のマーケットを形成しているが全体の規模は ほぼ横這いである。
毎年10万店が開店し、同じ数が閉店しているといわれる。 しかも10兆円の市場となった
中食が無視できない競合となっている。成長を 維持するためには海外進出を考えざるを得ない
状況にある。すでに先行して海外進出を進めている企業もあるがその企業数と店舗数は、
全体から見るとまだ 少ない。海外進出には様々なハードルがあり乗り越えることは簡単ではない。
●フィリッピンに マクドナルドよりも店舗数が多い ジョリービーというファストフードチェーン
があるが、M&Aにより米国の外食企業をいくつか買収して事業拡大を急速に進めている。
外食の国際競争が本格的に始まろうとしている。
日本企業に求められているのはスピード、戦 略、国際人材である。勝負はあと10年で決まる。
 
澁谷ストリームに見る外食
2018-10-15
9 月 13 日再開発が進む渋谷でその先陣を切って澁谷ストリームビルがオー プンした。
明治通り沿いに面した澁谷警察署の目の前である。外食は 30 店舗 が入っている。
2階から青山通りをまたぐ横断デッキでヒカリエの方向につな がる。
4階からエクセルホテル東急があり、さらにその上には11月にグーグ ル本社などが入る。
ビルの前を流れる渋谷川沿いの遊歩道は代官山まで延びて 回遊を作る。
「渋南・ニューフロンティア」と称して新しい街づくりを目指す 計画で 明治通り沿い歩道との
回遊もでき、この一帯が大きな飲食ゾーンに生まれ変わりそうだ。
●飲食はスターバックス以外すべて個性的な単店、もしくは小規模チェーンの出店でここだけ
コンセプトやこだわりコンセプトが強く出た構成になっている。澁谷はその雑然さが魅力の街
でもあるがその良さを引き継ぎながら新しい街ができる期待がある。
 
 
今訪れるべき最高の場所ベスト100
2018-10-01
外国人観光客を見かけるのが日常になってしまった日本だが、
TIME9月3日号に“The World's Greatest Places”として
「今、世界中で一度は行ってみたいところ100」という特集が掲載された。
さてその100の中に日本は入っているか、あるとしたらどこかと思って
ページをめくるとありました。しかしそれは意外にもラーメン店でした。
ミシュランガイドで初めてラーメンで一つ星を取った巣鴨の「蔦」です。
一日150杯で売り切れご免です。
●朝7時頃から並んでも整理券をもらい食べることができるのは昼過ぎだそうです。
このラーメンを求めて、毎日大勢の客が押し寄せていて外国人もいます。
今や“Tsuta” ブランドはアジアに7店舗を構えるほどに拡大しましたが、
やはり東京店の質素な店構えと、店主大西裕貴さんの佇まいに、
蔦の真髄を感じるのだそうです。醤油味が人気です。
 
消費税率アップ
2018-09-17
一年後に実施される消費税率アップへの対応策が現実味を帯びる時期に入 ってきました。
  一年後、外食は 10%へアップ、食品は 8%に据え置きとなりま す。
  中食にとってはシェアアップのチャンス。外食は売上をダウンさせない工 夫をしなければならない。
  各社の力量が問われます。その対応策の一環を最近 の情報から考察してみると値ごろ価格と
  実質バリュー問題が見えてきます。
●今年、好調な代表商品はキリンビールがイオンと組んで発売したPB発泡酒 バーリアル84円(税込み)
  行列ができているKFCの500円ランチ(税込み)ホットモッ トの「のり弁300円(税込み)」は、
  ほっかほか亭の「のり弁360円」(税込み)より6 0円も安い、などなど各社全力投球の絶妙な
  マーケティング作戦が光っています。低価格作戦 か付加価値作戦かのどちらか一方の単純思考では
  乗り切れない現実が見えます。
 
拡大する夕食需要の取り込み
2018-09-03
政府が進める働き方改革により仕事の仕方が変わりつつある。
子育てを夫婦で行い、オフィスに行かずに家庭で仕事をするテレワークが、
急速な広がりを見せているが 注目されるのは食事への対応だ。
コンビニ・スーパーが市場を奪い合う中食市場はすでに10兆円を超えた。
外食にとっても朝食・昼食市場が伸び悩むなか 夕食需要をどのように取り込んでいくかは
注意すべきポイントだ。
●マクドナルドが始めた100円プラスで肉を追加できる作戦が成功している。
この手法は従来ランチセールスに偏っていたファストフードに変化を起こしたと言える。
今後、時間の節約もかねて外出せずに自宅で食事を済ませるトレンドは拡大すると推測される。
先行する米国ではすでに外食の夕食デリバリーが唯一伸びている。
外食の次なる成長分野は中食業態と競合する食のデリバリーを含めた夕食市場であるとみられる。
 
8月23日のアイコンサルセミナー
2018-08-20
●夏は外食の稼ぎ時である。しかし今年の夏は例年にない高温の日々が続いていて、
あまりの暑さに外出を控えるのか夜の客数が苦戦のようである。
そして いよいよオリンピックまであと二年となった。世界中からやってくる
観光客に外食はどのような食とサービス・楽しさを提供出来るだろうか。
現在でもインバウンド客をメインにしてビジネスを広げている会社もあるが、
これからは外食全体がより本格的に受け入れの準備を始める必要がある。
●お盆休暇が終ると一斉に年の後半に向けて各社とも動きを活発化させてくる。
果たして外食各社はどのような2019年計画を打ち出してくるだろうか。
消費税10%へのアップ・オリンピックに向けた準備・平成の終わりと考えるべき要素は
数多くある。8月23日のアイコンサルセミナーは
2018年の外食トレンド分析を行い後半への市場予測を行います。
 
グローサラントの台頭
2018-08-02
●ミールソリューションという新しい食の考え方が米国から入って来て
日本のスパーマーケットの惣菜売り場は大きく変化した。
素材を売らずに料理を売るという手法は日本ではデパ地下がすでに先行していたが
一般庶民レベルでのスーパーでは素材を求めるのが主流であった。ところが今や
スーパー・コンビニにはテーブル、椅子もありその場で食事が出来る。しかも安い。
●まるでレストランだ。そしてここにきて食料品販売と食事提供を同じ場所で展開する
グローサラントという新業態が出始めている。オフィスでも置き薬のように置惣菜の
販売方式も出始めている。背景には共働き世帯の増加、時間を効率よく使いたい、
手軽に美味しいものを食べたいとなどという 潜在ニーズがある。
数年前からヒットしている “ちょい飲み” もその一つであるだろう。
飲食サプライの競争にはとどまる所がない。
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